書籍紹介:ドーパミン・ネイション ~ 快楽と痛みのバランスをとる

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快楽と痛みのバランスについて書いた書籍、ドーパミン・ネイション(Dopamine nation)を紹介します。 私たちの身の回りは短期的な快楽を提供するものであふれています。それらは人生を豊かにするも…

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書籍紹介:不満を上手に伝える方法 ~ 非生産的な文句を生産的な文句に変えるには

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相手に不満があり、それを直してもらうためには、相手の警戒心を解きリラックスさせるポジティブな表現で始め、行動の動機付けとなるようなポジティブな表現で締めくくります。相手を責めたり、批判したりすると、攻…

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なぜ私たちは同じ文句を繰り返すのか?Psychology of complaining

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私たちは毎日のように誰かの文句を言います。実は文句にはメリットがあります。ストレス発散、仲間意識の強化、価値観の共有などです。一方で、数多くのデメリットもあります。文句を言うことが目的になっていて、背…

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本当に合理性は必要か、望ましい結果をもたらすのか?

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「本当に合理性は私たちに望ましい結果をもたらすでしょうか?」 個人レベルでは、ある程度感情にまかせた方がよいこともあるでしょう。しかし、能力がなければ、必要な時に正しい判断はできません。また、合理性を…

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「Rationality:合理性」と「Irrationality:不合理性」の2冊の書籍紹介

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人間の不合理性を取り上げた2冊の本を紹介します。私たちが自身の不合理性に打ち勝つためには、理性が必要で、理論的な考えを鍛えなければなりません。しかし、私たちの世の中は、ポスト真実とも言われるように、合…

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書籍紹介:On becoming a person 人が人になること:カール・ロジャーズ

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心理療法の創始者のひとり、カール・ロジャーズの6つの重要な学びを紹介します。専門知識に依存するアプローチは直接的で魅力的に見えますが、せいぜい達成できるのは一時的な変化だけで、長期的には役に立ちません…

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相手を変えようとしても変わらない。相手の中の「2人の自分」に話し合ってもらう

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他人を変えようとする人たちがいます。その人たちは変わらなければならない理由を並べて説得しようとするのですが、その理由はすでに相手が知っています。人は、知っていることを言われても、変わらないどころか、逆…

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変化の心理学のフレームワーク:Psychology of Change

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「知っている」と「実際にやる」は全く異なります。「知っている」を「実際にやる」に変えるためには、人が適応するための心理的な仕組みを理解する必要があります。製造業の品質改善手法を応用して医療の質・安全性…

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人生はゴールをめざさない:目標達成中毒(Achievement Addiction)からの脱却

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私たちは、人生の何から何まで目標を立てようとします。幼い頃から目標を立てて達成するように教えられ「君は何になりたいの?」と問われてきました。そして何を達成し、何になったかで、自分や他人を評価するのです…

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ナッジ(nudge)とスラッジ(sludge):セルフナッジで自分の行動を変えるこつ

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私たちは「長期的な目標」を立てても、その達成を妨げる「短期的な欲求」にすぐに負けてしまいます。長期的な目標は長く努力し続けないと達成できませんが、短期的な欲求はなんの努力をすることもなく楽に手に入れる…

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Expectation:予測したり期待することの良い側面と悪い側面

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私たちの経験は、事前情報や予測に大きく影響されます。ポジティブな予測や期待はポジティブな体験を、ネガティブな予測や期待はネガティブな体験をもたらします。ネガティブな予測のトラップに引き込まれず、ポジテ…

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組織で見られるスキーマ。その弊害を乗り越える行動と支援と対話

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スキーマとは、情報を後ですぐ思い出せるように単純化したり分類しておく私たちの知識構造です。情報を効率的に処理できるメリットがある一方で、いったん定着すると簡単には変わらない固定観念や先入観を生み出しま…

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集団主義というより、同調主義、事なかれ主義、利己主義、超個人主義

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日本は集団主義の国と言われますが、本当にそうでしょうか?突き詰めて見てみると、個人主義と集団主義の悪い所を掛け合わせたような、同調主義、現状維持主義、グループ主義、事なかれ主義、世間体主義、自分主義、…

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変革の書籍紹介「Second mountain」:自分のためでなく、人のために登る2つ目の山

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人生や組織のあり方は山登りに例えられることがあります。山頂に目的を定め登っていきます。しかし、その山を登り詰めると、登るべき山はその山ではなく、谷を挟んだ向こう側にある別の山だったと気づきます。1つ目…

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集団からのポジティブな逸脱:Positive Deviance

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「出る杭は打たれる」と言われるように「逸脱者」はたとえそれが肯定的であっても、良く思われなかったりします。そこに変革の原石があるのにです。必要なのは「ポジティブな逸脱者」を無視したり抑え込むのではなく…

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集団的無知、多元的無知:自分だけ考えが違うという勘違いを皆がすること

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集団的無知、多元的無知(Pluralistic ignorance)は、集団によって共有されている無知のことで、「集団のメンバーの大多数が内心では否定しているが、他の大多数はそれを受け入れていると誤っ…

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個人や組織が不安や脅威から身を守る防衛機制:Defense mechanism

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防衛機制は、自分では対処できない問題への脅威や、未知なるものへの不安など、受け入れがたい思いや感情から身を守るための心理操作です。防衛機制は、個人が心理的脅威から身を守ろうとする際にも見られますし、組…

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書籍紹介「Resilient Grieving:喪失からの回復」〜レジリエンスとは?

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今回は、ルーシー・ホーン著の「Resilient Grieving(レジリエンス・グリービング:計り知れない喪失を乗り越える方法)」を紹介し、レジリエンスについて説明します。レジリエンスは、トラウマや…

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認知のゆがみ Cognitive distortions:役に立たない考え方とその直し方

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認知のゆがみ(Cognitive distortions)とは、考え方の偏りです。私たちは自分の周りの世界やそこで起きている事を常に自分なりの解釈を通して理解しています。私たちの脳は時々「ショートカッ…

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行動を変える:健康行動を取るためのモデルの紹介 Health Behavior Change

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人が変わるには、その人の行動が変わる必要があります。今回、健康に関して人はどのようにして行動を変えるか、数多くあるモデルの中から3つのモデルを取り上げて紹介します。① Health Belief Mo…

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組織改革におけるスモールウィン(Small Win)とクイックフィックス(Quick Fix)

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組織改革という大きな課題にそのまま向き合うのは難しく、小さな成功(スモールウィン:Small Win)を積み重ねていくのが効果的ですが、それが応急処置(クイック・フィックス:Quick Fix)にはな…

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「フェイク」な複雑な問題 = 実は単純な問題。Artificial Complexity

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複雑な問題(Complex Problem)とは、地球環境や世界経済など様々な要素が複雑に絡まり合う解決の難しい問題で、グローバル化やデジタル化によって、私たちを取り巻く様々な問題が複雑化してきていま…

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外発的動機と内発的動機 - 自己の価値観と目的に向き合い、内発的動機に導かれる

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人が長期的なモチベーションやパフォーマンスを上げるためには、内発的動機が必要です。報酬などの外発的動機は最低限の動機付けにしかならず、また短期的な効果しかありません。内発的動機に導かれるためには、自分…

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変革の書籍紹介:フルエンゲージメントの力 Power of Full Engagement

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私たちはパフォーマンスやエンゲージメントを上げるため、つい様々な事を管理しようとしますが、何よりも「エネルギーをマネージする」のが重要です。そのエネルギーには「身体、感情、思考、信念」の4種類あり、こ…

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変革のケーススタディ:チェンジ・グリッド「拒絶 ➡ 抵抗 ➡ 探求 ➡ コミットメント」

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ケーススタディ(製造販売会社A社の事例)と共に、人が変わっていくためにはどのようなプロセスを踏む必要があるのか、個人の変化は「拒絶 ➡ 抵抗 ➡ 探求 ➡ コミットメント」であるという「スコットとジャ…

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成功への恐怖 Fear of success:ジョナ・コンプレックス

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人には「失敗する事への恐怖」がありますが、なんと「成功する事への恐怖」もあります。それには①失敗を恐れるから成功へのチャレンジを恐れる、②成功がもたらす影響や副産物を恐れる、③成功そのものを恐れる、の…

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なぜ人は変化に抵抗するのか?なぜ変わるのは難しいのか?

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変化は常態です。世界は変化するのが当り前で、それが止まることはなく、昨日と変わらない今日はありません。ただし変化の度合いは一定ではなく、捉え方も人それぞれです。変化が急で大きいと、私たちは不安になって…

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正常性バイアス、確証バイアス、突出バイアス、メディアバイアス。。コロナウイルスの様々なバイアス

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私たちのコロナウイルスへの対応・意思決定は、データなど数字的証拠を元に決定された事もありますが、憶測や期待、バイアスなどの思考プロセスが大きな役割を果たしました。それは役に立ったり、立たなかったりして…

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なぜルールでは社会や組織の文化や規範を変えられないのか?

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例えば、長時間労働のように、法律や規則などルールを作っても変わらない社会や組織の仕組みがあります。原因は、ルールの効果が十分でない事、長時間労働の見方を完全に変えていない事、定時で帰るなど新しい行動(…

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なぜ人は他人の言う事を聞けないのか? ~ 「聞く」環境を整える

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私たちは、とかく、他人の言う事は聞かず、自分の事を話したがります。人の話を聞くのは実はスキルが必要で、それができるだけで他の多くの人たちと異なる能力を持っていると言えます。一方で自分の事を思いのまま話…

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なぜ人はいつも問題を他人のせいにするか?「Blame Game」から抜け出そう!

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何か間違ったことや、都合が悪いことが起きた時、人は誰か他人のせいにします。なぜ他人を責めるのかというと、とても簡単で楽だからです。人のせいにする事で、問題の責任をその人に負わせ、自分自身は責任から逃れ…

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カフェでおしゃべりを深化させるように問題を解決しよう:ワールド・カフェ

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カフェには、時間の流れを少しゆっくりにするような、落ち着いて話ができる雰囲気がありますね。そのカフェの雰囲気を会議などに利用して、参加者をリラックスさせ、対話を促す仕組みがワールド・カフェです。 はじ…

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リベレイティング・ストラクチャーで会議や打合を楽しくする

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会議、委員会、プレゼン、報告会、ブレインストーミング、オープンディスカッション、、、従来からのスタイルのミーティングの多くは、本来あるべき目的を達成していません。形式的すぎて自由がないか、緩すぎてまと…

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なぜ個人と組織は自己防御するのか ~ defensive behavior ~ 組織編

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人が防御機能を備えているように、組織も、脅威、恥、不安を感じないように防御機能を備えています。知っている事を実行し、知らない事は議論さえしないように避ける防御機能です。これによって、組織は暗黙の統制が…

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なぜ個人と組織は自己防御するのか ~ defensive behavior ~ 個人編

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人は不安や批判されていると感じると防御機能が働き、自分を守る行動を取ります。防御的な行動は人間の本能ですが、過度な防御は人間関係の構築と自分の成長を妨げます。①防御的な行動の原因と症状、②自分が防御的…

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