コーチのように考えるための8つの方法と、問題ではなく人をコーチするマインドセット

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初心者コーチが陥る間違いは、自分の経験や能力を使って相手(クライアント)の問題を解決しようとすることです。最高レベルのコーチは、問題を解決するのではなく、問題に、相手自身を映し出す内省と成長の鏡のよう…

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変革の書籍紹介:Escape from Freedom 自由からの逃走

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私たちは社会や組織から束縛されることを嫌い、自由を求めます。しかし、自由とは、その束縛がもたらしていた安心感から離れ、自分で進むべき道を決め、歩んでいくことです。それは責任と不確実さと不安をもたらしま…

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自己評価維持 Self-evaluation maintenance:他人が自己評価に及ぼす影響

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他人の高いパフォーマンスに接すると、私たちは勇気づけられて自分も頑張ろうと思ったり、逆に、その人と比較して自信を失ってしまうこともあります。これには、その人と自分の関係性と、そのパフォーマンスが自分自…

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社会的比較理論 Social Comparison Theory :人と比べることの良い面と悪い面

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人はよく自分と他人を比べます。私たちの思考の10%は、他人との比較で成り立っています。他人と比べて自分を評価したり、成長の目標にするなど前向きな比較をすることもありますが、自分より見劣りする人と比べて…

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書籍紹介:The Road Less Traveled ~ 進む人が少ない道。人生の困難を受けとめる道

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「人生は難しい」これは私たちにとって、最も重要な真実のひとつですが、ひとたびこの真実を受け入れることができれば、人生はもはや困難ではなくなります。困難さが、私たちに勇気と知恵を呼び起こすのです。そして…

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私たちは会社と自分を重ねすぎている:Detach Yourself from Your Work

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問題に感情的に近づきすぎていると、問題に巻き込まれてしまいます。問題を理解することも解決することもできません。私たちは、会社や仕事に自分を重ねすぎています。そのため、問題を理解できません。ある程度の距…

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新しいスキルを習得するための4つのステージ:4 stages of competence

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スキルがない状態から、新しくスキルを習得する4つのプロセスを紹介します。最初の段階では、私たちは、自分にそのスキルが必要だとさえ気づいていません。①自分の能力のなさに気づくこと、②スキルを習得しようと…

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罪と恥、2つの感情の違い ~ 自分自身をどう見るか。他人からどう見られるか。

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罪悪感と羞恥心、この2つの感情は似ていますが、大きな違いがあります。罪悪感は自分自身に対する否定的な認識から生じ、羞恥心は自分の欠点が他人から否定的に見られた時に生じます。つまり、罪の意識は自分の目を…

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自分に期待すること、他人に期待することの良い面と悪い面

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「期待」とは取り扱いが難しく厄介なものです。自分や他人を失望させないために、期待を低く設定すべきでしょうか?それとも、自分を伸ばすために期待を高く設定すべきなのでしょうか?そこには複雑なパラドックスが…

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求めるものが高すぎる。フィンランドが6年連続幸福度ランキング1位の理由

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期待というのはとても取り扱いが難しいものです。期待することが良い結果に結びつくことも悪い結果に結びつくこともあります。フィンランドをはじめとする北欧諸国が高い幸福度を維持しているのは、実は、自分の期待…

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ポジティブもネガティブも受け入れる:The Upside of Your Dark Side

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「幸福(happiness)」には大きく分けて、2つの意味があります。1つ目は、楽しさや喜びなどの快楽の感情です。もう1つは、人生の満足度です。幸せとは、ポジティブな感情がすべてではありません。むしろ…

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カール・ロジャーズの個人の行動や価値観に関わる8つの学び

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カール・ロジャーズの、自身の行動に関わる8つの学びを紹介します。ロジャーズによれば、人生は何も固定されていない変化するプロセスです。人ができるのは、先入観にとらわれず、自ら体験し、その時その時の自分を…

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書籍紹介:The Psychology of Money お金の心理学

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資本主義は、富を生み出すことと、妬みを生み出すことの2つを得意とします。私たちが必要とするものは、妬みとエゴによって肥大化していきます。幸せは他人との比較ではありません。幸せは結果から期待値を差し引い…

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電流と人は抵抗が少ないところを流れる:Path of least resistance

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電流は抵抗が最小となる回路を流れます。川の水は、様々な地形の中を、最も抵抗が少ないところを通って流れます。私たち人間も自然の原理に則って、一番抵抗が少ない楽な道を進みます。その流れに逆らっていくら頑張…

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書籍紹介:ドーパミン・ネイション ~ 快楽と痛みのバランスをとる

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快楽と痛みのバランスについて書いた書籍、ドーパミン・ネイション(Dopamine nation)を紹介します。 私たちの身の回りは短期的な快楽を提供するものであふれています。それらは人生を豊かにするも…

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書籍紹介:不満を上手に伝える方法 ~ 非生産的な文句を生産的な文句に変えるには

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相手に不満があり、それを直してもらうためには、相手の警戒心を解きリラックスさせるポジティブな表現で始め、行動の動機付けとなるようなポジティブな表現で締めくくります。相手を責めたり、批判したりすると、攻…

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なぜ私たちは同じ文句を繰り返すのか?Psychology of complaining

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私たちは毎日のように誰かの文句を言います。実は文句にはメリットがあります。ストレス発散、仲間意識の強化、価値観の共有などです。一方で、数多くのデメリットもあります。文句を言うことが目的になっていて、背…

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本当に合理性は必要か、望ましい結果をもたらすのか?

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「本当に合理性は私たちに望ましい結果をもたらすでしょうか?」 個人レベルでは、ある程度感情にまかせた方がよいこともあるでしょう。しかし、能力がなければ、必要な時に正しい判断はできません。また、合理性を…

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「Rationality:合理性」と「Irrationality:不合理性」の2冊の書籍紹介

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人間の不合理性を取り上げた2冊の本を紹介します。私たちが自身の不合理性に打ち勝つためには、理性が必要で、理論的な考えを鍛えなければなりません。しかし、私たちの世の中は、ポスト真実とも言われるように、合…

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書籍紹介:On becoming a person 人が人になること:カール・ロジャーズ

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心理療法の創始者のひとり、カール・ロジャーズの6つの重要な学びを紹介します。専門知識に依存するアプローチは直接的で魅力的に見えますが、せいぜい達成できるのは一時的な変化だけで、長期的には役に立ちません…

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相手を変えようとしても変わらない。相手の中の「2人の自分」に話し合ってもらう

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他人を変えようとする人たちがいます。その人たちは変わらなければならない理由を並べて説得しようとするのですが、その理由はすでに相手が知っています。人は、知っていることを言われても、変わらないどころか、逆…

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変化の心理学のフレームワーク:Psychology of Change

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「知っている」と「実際にやる」は全く異なります。「知っている」を「実際にやる」に変えるためには、人が適応するための心理的な仕組みを理解する必要があります。製造業の品質改善手法を応用して医療の質・安全性…

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人生はゴールをめざさない:目標達成中毒(Achievement Addiction)からの脱却

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私たちは、人生の何から何まで目標を立てようとします。幼い頃から目標を立てて達成するように教えられ「君は何になりたいの?」と問われてきました。そして何を達成し、何になったかで、自分や他人を評価するのです…

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ナッジ(nudge)とスラッジ(sludge):セルフナッジで自分の行動を変えるこつ

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私たちは「長期的な目標」を立てても、その達成を妨げる「短期的な欲求」にすぐに負けてしまいます。長期的な目標は長く努力し続けないと達成できませんが、短期的な欲求はなんの努力をすることもなく楽に手に入れる…

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Value added:自分の付加価値と相手の付加価値と社会の付加価値

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ビジネスでは付加価値を生み出すことの重要性が強調されますが、その付加価値を間違って主観的に判断してしまうことも多いです。ゲーム理論で付加価値とは「自分が参加することで生まれる価値」です。さらに、付加価…

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Expectation:予測したり期待することの良い側面と悪い側面

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私たちの経験は、事前の予測や期待に大きく影響されます。経験する前に情報を受け取る方が、経験した後に情報を受け取る場合よりも経験に強い影響を与えます。ネガティブな予測のトラップに引き込まれず、ポジティブ…

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集団主義というより、同調主義、事なかれ主義、利己主義、超個人主義

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日本は集団主義の国と言われますが、本当にそうでしょうか?突き詰めて見てみると、個人主義と集団主義の悪い所を掛け合わせたような、同調主義、現状維持主義、グループ主義、事なかれ主義、世間体主義、自分主義、…

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変革の書籍紹介「Second mountain」:自分のためでなく、人のために登る2つ目の山

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人生や組織のあり方は山登りに例えられることがあります。山頂に目的を定め登っていきます。しかし、その山を登り詰めると、登るべき山はその山ではなく、谷を挟んだ向こう側にある別の山だったと気づきます。1つ目…

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集団からのポジティブな逸脱:Positive Deviance

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「出る杭は打たれる」と言われるように「逸脱者」はたとえそれが肯定的であっても、良く思われなかったりします。そこに変革の原石があるのにです。必要なのは「ポジティブな逸脱者」を無視したり抑え込むのではなく…

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集団的無知、多元的無知:自分だけ考えが違うという勘違いを皆がすること

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集団的無知、多元的無知(Pluralistic ignorance)は、集団によって共有されている無知のことで、「集団のメンバーの大多数が内心では否定しているが、他の大多数はそれを受け入れていると誤っ…

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パーパスとパッション。情熱に溢れているのに失敗するのは、目的が欠けているから

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「情熱を追求せよ」、「情熱をもって打ち込めるものを探しなさい」と言われます。しかし、私たちは、情熱をもっているのに、いや、情熱があるがために失敗するのです。目的がないからです。情熱は「もの」や「こと」…

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モラルは考えるのか、感じるのか? 意識と無意識とトロッコ問題

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モラルには意識と無意識が影響します。みなさんには、道徳的に何かおかしい、何かが間違っていると強く感じても、なぜそれが悪いのか、理由をうまく説明できない経験がないでしょうか?はっきりと説明できないのは、…

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個人や組織が不安や脅威から身を守る防衛機制:Defense mechanism

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防衛機制は、自分では対処できない問題への脅威や、未知なるものへの不安など、受け入れがたい思いや感情から身を守るための心理操作です。防衛機制は、個人が心理的脅威から身を守ろうとする際にも見られますし、組…

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ネゴシエーション(交渉)はゲーム。真剣になりすぎず、相手と議論したり、口論もしない。

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交渉の専門家ハーブ・コーエン(Herb Cohen)は、ネゴシエーション(交渉)はゲームだと言います。相手と議論したり口論せず、何が本当の望みなのか、相手の頭の中にあるものと自分の頭の中にあるものを理…

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書籍紹介「Getting to Yes:ハーバード流交渉術」~互いの本意を実現する交渉の方法

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私たちは他人との交渉で、ついポジション争いをしかけ強く主張し、交渉相手と対立する関係に陥ってしまいます。お互いが本来望む利益にたどり着くためには、交渉相手をパートナーとして考え、お互いの本意を明らかに…

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書籍紹介「Resilient Grieving:喪失からの回復」〜レジリエンスとは?

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今回は、ルーシー・ホーン著の「Resilient Grieving(レジリエンス・グリービング:計り知れない喪失を乗り越える方法)」を紹介し、レジリエンスについて説明します。レジリエンスは、トラウマや…

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