私たちが直面している地球環境問題や社会問題の難しさの多くは、資源が有限であったり、影響が全体に及ぶのにもかかわらず、私たち個人や集団が、全体の長期的な利益のためではなく、社会の利益とは相反する自分の利益や短期的欲求のために行動してしまう点にあります。これを集団行動問題や社会的ジレンマと言います。
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はじめに
職場の冷蔵庫を開けると、誰のものか分からない食べ物が大量に入っている。あなたのランチを入れるスペースはない。賞味期限切れの容器が何週間も放置されたり、一部の人に棚が独占されていて、他の人は使えない。そもそも食べ物なのか分からない物さえ入っている。製氷スペースは誰かが水をこぼしてガチガチに固まっている。。。
職場の会議室の予約システム。総務の人間がとりあえずと2日間朝から晩まで予約で埋めている。しかし、実際使うのは、そのうちの2時間だけ。使わない時間をキャンセルもしない。結果、本当に必要な人が使えない。。。
——これは「コモンズの悲劇」の職場の縮図です。
このような小さな問題は、実は地球温暖化、海洋資源の枯渇、森林破壊といった地球規模の環境問題と同じ構造を持っています。私たちが直面している社会問題や環境問題の多くは、資源が有限であったり影響が全体に及ぶにもかかわらず、個人や集団が全体の長期的な利益のためではなく、自分の利益や短期的欲求のために行動してしまう点に根本的な原因があります。
本記事では、この「社会的ジレンマ」とも呼ばれる問題の本質を理解し、世界中の成功事例から学んだ解決策を探ります。
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コモンズの悲劇(Tragedy of the commons)とは?
私たち一人一人が、ルールに縛られることなく、全体の共通利益に反して、利己心に従って自由に行動した結果、共有の資源を枯渇させることを「コモンズの悲劇(Tragedy of the commons)」と言います。
この概念は、1968年にアメリカの生態学者ギャレット・ハーディン(Garrett Hardin)が書いた同名の論文で広く知られるようになりました。(1)
コモンズ(commons)とは共有資源を意味し、次のようなものが含まれます。
大規模:空気、海、川、森林、地下水、漁場
中規模:公共牧草地、灌漑システム、地域の水利権
小規模:マンションの共有スペース、職場の冷蔵庫、会議室、共用駐車場
現代的課題:二酸化炭素排出権、宇宙空間(宇宙ごみ問題)、インターネット帯域
社会には古くから、共有牧草地での家畜の過放牧、水利権の分配、動植物の乱獲、天然資源の過剰利用、公害などの様々な共有資源の問題があります。最近では、地球温暖化や二酸化炭素排出量削減が大きな関心事になっていますが、排出量を減らすことで、個人的な利益を得る人はほとんどいません。しかし、そうしないと、すべての人が深刻な結果を被ることになります。
このような、すべての人が協力した方が良いにもかかわらず、個人の利益と集団の利益との間に対立が生じ、個人の利害を優先して社会に貢献できない問題を「集団行動問題(collective action problem)」や「社会的ジレンマ(social dilemma)」と言います。
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3つの誤解:なぜ従来の解決策は失敗したのか?
これらの問題に対して、私たちの社会では、これまで次のような3つの間違った前提をもって対応してきました。(2)(3)そして、その多くが失敗に終わっています。
誤解1:利用者には自主規制能力がないという誤解
資源を利用する人たちには規範がなく、それぞれが目先の利益のために資源を最大限利用しようとするため、外部から強要しない限り、問題解決のために自ら協力することはないという間違った前提です。
(例)政府が一方的に漁獲量制限を設定し、漁師たちの実情や知識を無視した結果、違反が横行し、資源管理が機能しなくなったケース。漁師たちは長年の経験から魚の生態や漁場の状態を熟知していたにもかかわらず、その知識が活かされませんでした。
誤解2:専門家が最適なルールを設計できるという誤解
比較的簡単な分析によって、利用者たちの動機やインセンティブを変えるためのルールを設計することができる。そのルールは、資源と直接的な関係を持たない客観的な専門家が適切に設定することができ、その専門家が作ったルールを地元の利用者に強制的に課すのが最善策である。また、多くの問題は共通しているため、同じルールを広く他の場所にも適用できる、という間違った前提です。
(例)都市部の森林管理専門家が作った伐採ルールが、山村の実態(地形、気候、樹種の特性、作業慣行)と合わず機能しなかったケース。現地の人たちは何世代にもわたって蓄積された森林管理の知恵を持っていましたが、それが無視されました。
誤解3:中央集権的管理が効率的であるという誤解
利用者は短期的な利益を最大化しようとする人たちの集合体に過ぎないため、解決にはその集合体を取りまとめる中央集権的な組織とルールが必要である。その公共のために働く役人たちには、地域全体に対して効果的で統一したルールを考案する能力がある、という間違った前提です。
(例)中央省庁が全国一律の水利用ルールを作ったが、降水量、地下水量、農業形態が大きく異なる各地域の実情を無視したため、多くの地域で水不足や紛争が発生したケース。画一的なルールが、かえって問題を悪化させました。
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エリノア・オストロムの指摘
アメリカの政治学者、経済学者であり、女性初のノーベル経済学賞受賞者でもあるエリノア・オストロム(Elinor Ostrom)は、これらの3つの前提が公共政策の土台として不適切だと指摘しました。
オストロムの研究は、それぞれの地域や地元などローカルレベルですでに存在し、何世代にもわたって機能している多くの自己組織化された資源統治システムを明らかにしました。同時に、多くの政府機関が共有資源をコントロールするための効果的で統一したルール設計に失敗している事実も示しました。では、成功する解決策とは何なのでしょうか?

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世界中の成功事例
オストロムとその共同研究者たちは、世界各地の数多くの事例を研究し、「コモンズの悲劇」を克服している成功例を発見しました。これらの事例から、共通する成功要因を明らかにしました。
成功事例1:スイスのアルプス共有地管理
スイスの山岳地帯では、何百年もの間、地域コミュニティが共有牧草地を持続可能に管理してきました。各家族が放牧できる家畜の数は、その家族が冬に養える干し草の量で決まります。このルールにより、過放牧が防がれ、資源が保全されています。地元の人々自身がルールを作り、監視し、違反者には段階的な制裁(警告、罰金、権利の一時停止)を科しています。
成功事例2:日本の入会林野制度
日本の農山村では、江戸時代から続く入会林野という共有林の管理制度があります。村人たちは協議によってルールを定め、薪や山菜の採取、木材の伐採を管理してきました。定期的な会合で情報を共有し、ルールを時代に合わせて修正することで、森林資源を何世代にもわたって維持してきました。
成功事例3:フィリピンのザンジェラ灌漑システム
フィリピン北部の山岳地帯では、数百年前から農民たちがザンジェラと呼ばれる共同灌漑システムを自主管理しています。水路の建設と維持は共同作業で行われ、水の配分は厳格なルールに基づいて公平に行われます。維持作業に参加しない者は水を使う権利を失うという明確な制裁があり、システムは長期的に機能しています。
これらの成功事例に共通する原則は何でしょうか?次にそれらを詳しく見ていきましょう。
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成功する5つの原則:世界の事例から学ぶ
オストロムらの研究から、コモンズの悲劇を解決するための5つの重要な要件が明らかになりました。これらはすべて、先ほど紹介した成功事例に共通して見られる要素です。(2)(3)(4)
原則1:明確な境界設定
対象である共有資源が何なのか、そして誰がそのリソースを使う権利を持つのかなどを特定する明確な基準が必要です。例えば、次のような基準です。
- 地域(○○村の住民、△△地区の世帯)
- 特性(年齢、世帯構成、居住年数)
- スキルや資格(漁業免許、林業資格、組合員資格)
- リソースとの関係性(土地所有、維持作業への参加)
(例)スイスのアルプス共有地では、「冬に自分で干し草を作れる家族」という明確な基準があり、この基準を満たす人だけが夏の放牧権を得られます。
原則2:明確なルール設定
許される行為と禁止される行為を定義する明確なルールが必要です。例えば、次のようなルールです。
- 時期:狩猟や漁業の解禁時期、作付け可能な時期、休耕期間
- 場所:漁場、各人に与えられた区画、伐採エリア
- 技術:認められる道具や漁法、禁止される方法
- 数量:各人が採取できる数や割合、上限
(例)日本の入会林野では、「春の山菜採りは午前中のみ」「1家族あたり薪は月に○束まで」といった具体的なルールが、代々の経験から定められました。
原則3:段階的な制裁システム
ルールに違反した場合の罰則が明確で、すべての当事者に理解される必要があります。
これは必ずしも文書で規定されず、コミュニティの中で規範として共有される場合もあります。ルールに違反した人は、罰金、権利の喪失、極端な場合には監禁や社会的排除まで、違反の内容や程度や違反回数によって異なる制裁を受けます。次のような制裁の段階的適用です。
- 初回違反:口頭での警告、コミュニティ内での注意
- 2回目:軽い罰金、一時的な権利制限
- 3回目以降:重い罰金、権利の長期停止
- 悪質な場合:権利の完全喪失、コミュニティからの排除
(例)フィリピンのザンジェラシステムでは、水路維持作業を1回欠席すると警告、2回欠席すると罰金、3回欠席すると1シーズンの水利用権を失うという段階的な制裁があります。
原則4:効率的な監視システム
不正行為を検知する優れたシステムを導入する必要があります。
罰則規定を作るのは簡単ですが、難しいのはその行為をどうやって効率的にチェックするかです。外部から警備員を雇うのは効率的でなく、コストもかかります。
最も良い方法は、対象となるメンバーの普段の作業ルーチンの中にモニタリングが組み込まれていて、自動的に不正が検出できるようにすることです。そうすることで、違反が簡単に観察でき、余計なコストや時間をかけることなく、正確な情報が手に入ります。次のような監視が効率的な監視の事例です。
- 漁業:魚群探知レーダーで他の船舶の位置と活動を把握。禁漁期間に漁に出ている船は一目瞭然
- 森林伐採:必ず複数のメンバーで作業を行うことを義務付け、相互監視を実現
- 灌漑システム:水路を見回る当番制により、日常業務の中で異常を発見
(例)日本の入会林野では、薪拾いや山菜採りに行く際に自然と他の人の活動も目に入るため、特別な監視システムを設けなくても相互監視が機能しています。
原則5:適応的な改善プロセス
集める情報やルールを変化させていくことで、より良い結果につなげることが重要です。
小規模なシステムでは、メンバー同士の情報交換や相互監視で十分かもしれません。しかし、資源が希少になったり集団の規模が大きくなり、問題が変化すると、システムのいずれかを変えなければならなくなることがあります。
地域の実情にあったルールを採用するために、コミュニティレベルの自治システムには以下のような強みがあります。
- 地元の資源に関する知識が豊富
- 当事者たちの関心が強く、問題を自分事として捉えられる
- お互いがお互いを監視しやすい効率的なモニタリングの選択肢がある
- フィードバックをダイレクトに受けたり修正できる
- 比較的コストがかからない
一方で、中央集権的あるいはトップダウン的な管理は、コストがかかる割には、多くの意思決定を誤り、パフォーマンスが低いことが実証されています。
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コミュニティシステムの課題と多極的支援
しかし、コミュニティレベルの自治システムにも問題がまったくないわけではありません。次のような課題があります。
- 力を持つ者がグループを牛耳って民主的なプロセスが阻害される可能性
- 自分の責務を果たさずに他の人の努力にただ乗りする人(フリーライダー)の出現
- 最新の科学的な情報が手に入りにくい
- 争いが起きた場合の対処が困難
- より広範囲な対応が難しい
これらの問題の解決を助けるのが、政府、専門家の集団、民間やNGOの団体、他のローカルシステムです。オストロムはこの相互システムを多元化システムとか多極的システム(ポリセントリック・システム:polycentric system)と呼びます。
ただし、基本はあくまでも小規模なローカルのシステムです。それを支援する様々なシステムが多元的に重なり合って助け、ローカルの当事者(資源利用者)が中心となって意思決定を行うことが重要です。行政や専門家は、知ったふりをしたり、軽率な解決策を押し付けるのではなく、地域をサポートするという謙虚な姿勢が求められます。
中央集権型 vs ローカル自治型:比較表
| 要素 | 中央集権型 | ローカル自治型 |
|---|---|---|
| ルール設定者 | 中央政府、専門家 | その場所の資源利用者 |
| 地元知識の活用 | 限定的 | 豊富 |
| 監視コスト | 高い(外部監視が必要) | 低い(相互監視) |
| 柔軟性 | 低い(変更に時間) | 高い(臨機応変) |
| 実行性 | 低い(違反が多い) | 高い(自主遵守) |
| 適用範囲 | 広域(全国) | 限定的(地域) |
この表からも分かるように、どちらか一方が絶対的に優れているわけではありません。最も効果的なのは、ローカルシステムを基盤としつつ、必要に応じて中央や専門家の支援を受ける多極的なアプローチです。
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身近な場所から始める:職場の冷蔵庫を例に
理論は理解できても、「自分には関係ない」と感じるかもしれません。しかし、コモンズの管理は、実は身近な場所から始められます。記事の冒頭で触れた職場の冷蔵庫を例に、5つの原則をどう適用できるか見てみましょう。コモンズの取り扱い方を学んだり整理してみる入り口として良いでしょう。
なお、重要な教訓として、常にランチを外食で済ませ、冷蔵庫の実情を知らない部長がトップダウンでルールを決めても、うまく機能しません。ルールは、実際に冷蔵庫を使う当事者たちが中心となって決めることが成功の鍵です。
原則1:境界設定の適用
- 「この階のフルタイム従業員」といった明確な基準を設定する
原則2:ルール設定の適用
- 各人が使えるスペースの上限を設定(例:1人1棚)
- 金曜日に持ち物を持ち帰るルール
- 名前と日付を明記する義務
原則3:制裁システムの適用
- 1週間放置された物には警告シール
- 2週間後は処分(事前通知あり)
原則4:監視システムの適用
- 冷蔵庫を使う人全員が自然と他の人の状況を目にする(特別な監視不要)
原則5:適応的改善の適用
- 月に1回の短いミーティングでルールの見直し
- 問題が起きたら柔軟に対応
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今日から始める3つのステップ
コモンズの悲劇は、遠い世界の話ではありません。あなたの周りにも、改善できる共有資源の問題があるはずです。以下の3つのステップで、今日から行動を始めましょう。
ステップ1:身近なコモンズ問題を見つける
まず、あなたの身の回りで共有資源の問題がないか観察してみましょう。
- 職場:会議室の予約、共用プリンター、休憩室
- マンション:駐輪場、ゴミ置き場、エントランス
- 地域:公園、集会所、自治会の備品
- 家庭:家族で共有するスペースや物品
ステップ2:当事者として解決プロセスに参加する
問題を見つけたら、批判するだけでなく、解決プロセスに積極的に参加しましょう。
- 他の利用者と対話し、問題意識を共有する
- 5つの原則を念頭に、現実的なルールを提案する
- 小さく始めて、試行錯誤しながら改善する
- トップダウンの押し付けではなく、利用者主体の合意形成を重視する
ステップ3:批判的思考を持つ
社会の様々な問題に対する解決策を見るとき、以下の視点を持ちましょう。
- 「この解決策は、当事者の声を聞いているか?」
- 「地元の知識や経験が活かされているか?」
- 「トップダウンで押し付けられていないか?」
- 「適応的に改善できる仕組みがあるか?」
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複雑な問題には、謙虚で適応的なアプローチを
オストロムは、コモンズの悲劇や集団行動問題は、複雑適応系(complex adaptive system)の問題であると言います。複雑適応系の問題とは、相互に影響し合う多数の要素からなるという意味で「複雑」であり、それに対応するためには、自ら学び変化する能力が必要という意味で「適応的」な問題です。
このような複雑かつ適応的な問題は、中央集権型、トップダウン型、既存のマニュアルに従うような対処方法では、正しい解決策に結びつきません。なぜなら、種々の要素を分離して一部の要素だけを取り出して分析してしまう傾向があるからです。
複雑な問題では、誰も完璧なルールを設定できません。いくら監視や制裁を加えても違反者がゼロになることもありません。「完璧」はありえませんが、リソースを使う地元の人たちの探求の努力により、「より良い」ルールの組み合わせを発見することはできます。試してやってみて、失敗したら失敗から学び、より良いプロセスに改善していく作業を繰り返していくのです。
そして、行政や専門家側の人たちには、知ったふりをして解決策を押し付けるのではなく、地域の人たちに耳を傾け、サポートするという謙虚な姿勢が重要です。
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さいごに
公共政策のより良い前提は、「人間はすべての状況を完全に分析することはできないが、当事者たち自らが複雑な問題を自ら解決しようと努力し、プロセスを作り上げ、継承された知見や能力や経験を活用して、学習し、改善することができる」と仮定することです。
職場の冷蔵庫から地球温暖化まで、私たちが直面するコモンズの問題は規模こそ違えど、本質的な構造は同じです。そして、その解決の鍵は、当事者である私たち一人一人の手の中にあります。
完璧な解決策を求めるのではなく、試行錯誤を重ねながら「より良い」方法を探し続けること。専門家の知識を活用しながらも、当事者の経験と判断を尊重すること。小さなコミュニティから始めて、必要に応じて支援の輪を広げていくこと。
これらの原則を心に留めて、あなたの身近なところから、持続可能な資源管理の実践を始めてみませんか?
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補足:関連理論
今回紹介した「コモンズの悲劇(Tragedy of the commons)」は、ゲーム理論の「囚人のジレンマ(prisoner’s dilemma)」(1)(4)や、生物学的、進化論的な理論とも関連して説明されることがあります。これらの理論も、個人の合理的な選択が集団にとって非合理的な結果をもたらすという、同じ構造を持っています。それについてはこちらのリンクからご覧ください。
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参考文献
(1)Garrett Hardin, “The Tragedy of the Commons“, Science, New Series, American Association for the Advancement of Science, Vol. 162, No. 3859, pp. 1243-1248, 1968/12.
(2) Elinor Ostrom, “Governing the Commons, The Evolution of Institutions for Collective Action”, Cambridge University Press, 2012/6.
(3) Elinor Ostrom, “Coping with Tragedies of the Commons”, Annual Review of Political Science, Vol. 2:493-535, June 1999/6.
(4) Avinash K. Dixit, Barry J. Nalebuff, “The Art of Strategy: A Game Theorist’s Guide to Success in Business and Life”, W.W.Norton & Company, 2008.